| 雄悟 |
今度、イギリスからチャラタン、ハードキャスルとパーカー・オブ・ロンドンが入荷するけど、詳しいところを教えてよ! |
| 恭三郎 |
あれは、確か一昨年の秋に、イタリアへブライヤーの材料を買い付けに行った時だったな。ダンヒルのウェッブ工場長と偶然一緒になって、ブライヤーのサプライヤーと3人で食事をしたんだ。 |
| 雄悟 |
また、美味いイタリアンを食べたんじゃないの? |
| 恭三郎 |
そう、リボルノで一番の食堂で魚介類料理さ!もちろんゴチだったけどね。 |
| 雄悟 |
食堂じゃなくて、リストランテでしょ! |
| 恭三郎 |
当時は狂牛病がヨーロッパで流行ってて、イタリアでも牛肉を食べないイタリア人がいっぱいいたんだな。美味かったな〜、あの白身魚のカルパッチョは・・・。 |
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〜完全に回想シーンにはいっているらしい・・・。〜 |
| 雄悟 |
ちょっと、その話はあとでゆっくり聞くからさ。 |
| 恭三郎 |
そうか、ウェッブ工場長と俺とブライヤーサプライヤーの社長とお嬢さんの4人でパイプ談義が始まってさ。話題は専らアメリカのマーケット。ダンヒルのアメリカでのマーケティングが変わったことや、うちのイケバナの人気等ね。 |
| 雄悟 |
専務もそうだけど、ダンヒルもいい材料がほしいんだろうな。だからわざわざ産地まで出向いてビジネスをするんだな。俺も行きたいよ!まだ、ブライヤーを掘り出しているところは見たこと無いからなぁ。 |
| 恭三郎 |
まあ、そんな訳で、3ケ月後にヨーロッパに行くから、ダンヒルの工場を訪問させてくれ、と言ったら快く受けてくれたんだ。そして、平成13年の2月のヨーロッパ出張時にダンヒルの工場に行ったんだ。これが付き合いの始まりだったな。 |
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〜ビジネスとは、意外なきっかけから始まるケースも珍しくは無い。〜 |
| 雄悟 |
じゃ、来年のカタログにはチャラタン、ハードキャスル、パーカー・オブ・ロンドンは、もちろん掲載されるんだ!ダンヒルはどうなるの? |
| 恭三郎 |
そうだな、ダンヒルはダンヒルジャパンが既にやっているからね。今年に入って、ダンヒルのサイモン社長と会って、彼らと商売をすることにしたんだ。ダンヒル傘下のブランドであるチャラタン、ハードキャスル、パーカー・オブ・ロンドンを日本に紹介することにしたんだ。 |
| 雄悟 |
チャラタンは何とも言えない威厳が有る感じがいいよね! |
| 恭三郎 |
そう、チャラタンは「パイプの王者」だな、デンマークのスベンドバングと同じで、2人でパイプを作っている、言わば、イギリス工房製のパイプだな。彼らはフリーハンドパイプと呼んでいる。シリーズパイプもあるから、それも追々日本にも入ってくるようになるよ。 |
| 雄悟 |
”イギリスの作家もの”って言う感じだね。 |
| 恭三郎 |
特徴は大きめのパイプで、しかも軽い。吸い口はサドルの変形。デザインは男性的な豪快さがある。王者とおしての風格のあるパイプだな。創業は文久三年! |
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〜なぜか和暦であった・・・。〜 |
| 雄悟 |
あのさぁ、素直に1863年と言えばいいじゃないか!じゃあ、パーカー・オブ・ロンドン&ハードキャスルは? |
| 恭三郎 |
パーカー・オブ・ロンドンはもちろん万年筆のパーカーとは関係がない。 |
| 雄悟 |
そんな事、分かってます! |
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〜・・・コメントにも困ります・・・〜 |
| 恭三郎 |
あっそうか、で、1923年にダンヒルの子会社として誕生したメーカーだ。1930年代から50年代にかけて欧米では、喫煙具の有名ブランドとして確固たる地位を占めていたんだ。 |
| 雄悟 |
そう、アンティークで純銀製のオイルライターがあるよね。 |
| 恭三郎 |
そうそう、ライターはBEACONね、菱形の特徴のあるライターだった。それだけじゃなくて、サービスライターに近いものも作っていたしね。しかし、50年代以降は作らなくなっちゃうんだ。 |
| 雄悟 |
ハードキャスルはあのクラシックな感じがいいよね!あと価格的にも |
| 恭三郎 |
ありゃ、典型的な英国製のパイプだな。ロゴも古典的でいいじゃない。 |
| 雄悟 |
今はダンヒルグループの傘下だよね? |
| 恭三郎 |
そう。現在は完全にダンヒルの子会社として存在している。1908年にロンドン市北部でパイプを作り始めた会社のブランドだ。今のダンヒルの工場の近くだった。ブランド名は創業者のエドモンド・ハードキャスルからきている。ダンヒルの傘下に入ったので、作りこみはそのあたりの影響を受けてるし。 |
| 雄悟 |
来年からまた愉しくなりそうだ。 |
| 恭三郎 |
任せとけって!ポルシェデザインもあるしね!よろしく頼むよ! |
| 雄悟 |
こちらこそ。じゃ、専務、良いお年を! |
| 恭三郎 |
良いお年を! |
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〜こうして今年最後の対談は幕を閉じた。2003年が恭三郎氏、雄悟、そして、皆様にとって良い年になりますように・・・。〜 |
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-------つづく------- |
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(編集:嶋田 年比于) |